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地球

航空運送は、環境への影響が非常に大きな事業であるため、ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)では、どの運航においても環境への影響に配慮しています。弊社は、長年にわたって炭素排出量を管理し、2050年までに炭素排出量をネットゼロにするための明確なロードマップを設けているほか、その目標の達成に資する野心的な短、中および長期的取組みも実施しています。

気候

2050*年までに炭素排出量をネットゼロにすると約束した世界初の航空会社グループ(IAG)の一員として営業できることは、弊社の誇りでもあります。弊社は、最新の新型機体(従来の機体よりおよそ20~35%高効率**)を導入するための投資を継続しており、運航方法も、より炭素排出量が少なくなる方法に変更しています。また、持続可能な航空燃料(詳しくは以下をご覧ください)、水素を動力源とする機体および炭素回収技術の開発を支援するためのパートナーシップも形成しています。

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弊社のネットゼロへの飛行経路

弊社は、2050年までに炭素排出量を実質ゼロにできるよう取り組んでいます。

効率が改善されない限り、フライトの需要が高まるにつれて、航空会社による二酸化炭素排出量は次第に増加するでしょう。

だからこそ、弊社はこの目標を達成するために次のようなさまざまな変更を加えています。

  • より効率的な新しい機体への投資
  • 地上およびフライト中の業務効率の向上
  • 持続可能な航空燃料(SAF)への投資。詳細については、以下のSAFセクションをご参照ください 
  • 他のセクターでの炭素削減および除去
  • 従業員のサステナビリティに対する意識および関与の向上
  • 詳しい情報に基づいたご旅行の選択肢をお客様に提供

ネットゼロを達成するための取組みにおいて弊社が実施している変革の詳細については、弊社が2019年に設けた基準や、CO2以外の排出物(窒素酸化物、水蒸気、硫酸や煤の大気浮遊微粒子、エアロゾル、すすエアロゾル、飛行中に形成される関連凝結雲(飛行機雲)など)に対処するために弊社が実施している取組みを含め、弊社のBA Better Worldレポートをご覧ください。

報告書を読む 報告書を読む

持続可能な航空燃料(SAF)

Refuel EU航空規則では、「持続可能な航空燃料」(「SAF」)は、合成航空燃料、航空バイオ燃料、リサイクルカーボン航空燃料のいずれかとして定義しています。

持続可能な航空燃料(SAF)を燃焼させると、従来の航空燃料と同水準の二酸化炭素が生成されますが、この生成二酸化炭素は、カーボンサイクルの一環として生じるものであり、地表での新たな活動(特に航空燃料生産)により生成されるものではありません。このため、SAFを使用すると、排出は依然として生じるものの、燃料ライフサイクル全体レベルでは、従来のジェット燃料を使用する場合と比べて二酸化炭素排出量を低減できます。SAF使用には、世界的な可用性が非常に低いという大きな課題があり、現在弊社が使用している全燃料に占めるSAFの割合は2.7%.***に留まっています。

SAFは化学的には従来の化石ジェット燃料と似ているので、手を加えずに既存の燃料供給インフラや機体にそのまま投入できます。したがって、航空関連の二酸化炭素排出量を削減するための最も手軽なソリューションです。SAFの使用による排出量の削減は、温室効果ガスのライフサイクルをベースとした炭素排出量の削減として測定されます。通常、従来の化石ジェット燃料と比較して80%以上が削減されます。 

SAFへの投資やその購入にこれまで35億USDを投じてきた親会社のIAGと足並みを合わせるため、弊社は、SAFの開発および商業的展開を、航空運送に伴う二酸化炭素排出量を削減するために欠かせない施策だと考えています。2050年までに炭素排出量をネットゼロにすることは、弊社が設けている計画の主要な要素で、弊社は、英国政府のSAFマンデートに従い、2030年までにSAF含有率を10%以上にする目標を掲げています。これには、SAFの可用性拡大を目的とした、英国とアメリカ合衆国におけるSAFプラントへの投資が含まれています。弊社は現在、使用済みの食用油、木質バイオマス、使用済みのタイヤ、果樹園や林業の廃棄物などのから生産されたSAFを使用または計画しています。

弊社は、Phillips 66と複数年契約を結び、英国で商用燃料として生産されたSAFを使用した世界初の航空会社です。IAGは、2024年に、SAF生産業者の「Twelve」と、e-SAFの供給に関する最大規模のSAF購入契約を結びました。e-SAFは、二酸化炭素、水、再生可能エネルギーから作られた最先端のパワー・トゥ・リキッドSAFです。

弊社のサステナビリティレポートで詳細を見る 弊社のサステナビリティレポートで詳細を見る

二酸化炭素の除去

二酸化炭素の除去とは、二酸化炭素を空気から取り除き、生物学的または地質学的な方法で数十年、あるいは何世紀にもわたって安全に貯蔵するプロセスです。

弊社の二酸化炭素除去ポートフォリオには、二酸化炭素を空気中から直接回収し、それを地下に永続的に貯蔵することや、岩石風化の促進など、自然環境を活用した工学的なアプローチによる多様な方法が含まれています。2050年かそれ以前に排出量実質ゼロを達成するための取り組みを加速させるため、弊社では最近、6年契約の一環として、英国と海外で革新的な二酸化炭素除去クレジットを購入する契約を締結しました。 

2020年以降、弊社は検証済みのカーボンオフセットと二酸化炭素除去クレジットの両方を、国内排出量とほぼ同じ量で自発的に購入してきました。弊社は、航空排出量に対処するための業界の世界的な経済指標であるCORSIAに基づき、堅牢かつ検証済みのカーボンオフセットを引き続き購入し、CORSIAのさらなる強化を促進するために引き続き影響力を発揮していきます。2024年以降、弊社は自主的な行動として、高品質で革新的な認証済みの二酸化炭素除去クレジットを少量購入するように指示しています。弊社は、長期的には二酸化炭素除去のみを使用できるよう移行する中で、この重要な新興産業の発展を支援することを目標としています。 

弊社のサステナビリティレポートを読む 弊社のサステナビリティレポートを読む

水素を動力源とする航空機

弊社は、代替燃料源として水素の開発を支援しています。それによって、2050年までに弊社の短距離路線のフライトおよびトランジット中の真の炭素排出量ゼロを達成できる可能性があると考えるからです。したがって、弊社は、民間航空機の脱炭素化において革新的な企業であるZeroAvia社に投資しています。同社は、ゼロエミッションの水素電力で運航可能な50席以上の航空機の開発促進を目指しています。2023年1月、ZeroAvia社は世界で初めて水素・電気の燃料電池による民間航空機の飛行を成功させました。

廃棄物

弊社は環境保護に努めており、それよりも持続可能な代替手段がある場合は使い捨てプラスチックを取りやめ、食品廃棄物を削減しています。循環型経済の実現に向けて、製品設計や、再利用とリサイクル、サプライヤーとの提携を通じて、可能な限り長く資源を使用することを目指しています。

弊社は、リーダーシップ、革新性、持続可能なビジネス慣行への取り組みを称える2024 SEAL Business Sustainability Awardsで、機内におけるリサイクルイニシアチブが認められたことを嬉しく思っています。

使い捨てプラスチック

弊社は可能な限り使い捨てプラスチックを減らすよう取り組んでおり、サプライヤーと協力して、竹や紙などの持続可能な代替品を特定しています。フライトにおけるブランケットのビニール包装の廃止や、再生プラスチックで作られた羽毛布団の導入など、弊社は環境にやさしい革新的なソリューションの発見に尽力しています。

食品廃棄物

食品廃棄物を減らすことは、天然資源や水資源、食品を栽培する土地への負担を減らし、生産や輸送、廃棄に伴う温室効果ガスの排出を削減することにつながります。舞台裏では、弊社は英国政府の政策や規制に影響を与え、食品廃棄物の埋立てや焼却からの転換をより持続可能な方法で行えるように働きかけています。

環境マネジメント

高水準の環境管理を実現することは、弊社のBA Better Worldプログラムの基盤です。2025年、弊社は国際航空運送協会(IATA)と共に外部再認証評価プロセスを実施し、環境管理システムに関するIATA環境評価(IEnvA)認証の維持に成功しました。この成果は、弊社の環境パフォーマンスと管理システムの継続的な改善、および規制義務の遵守に対する取り組みを反映しています。

以前の認証の対象範囲は、企業オフィスと施設、グローバルフライトオペレーション、メンテナンス、修理とオーバーホール(エンジニアリング機能)です。2025年には認証範囲を拡大して地上業務も対象とし、対象範囲内の地上業務全体で環境パフォーマンスにおける目に見える改善を実証しました。また、弊社は野生生物モジュール基準の認証も取得し、国際的な野生生物の密売に対する弊社のゼロトレランスの姿勢とバッキンガム宮殿宣言の原則への取り組みを強化しました。

IEnvAフレームワークは、継続的な改善サイクル(計画、実行、確認、改善)に従っています。これには、コンプライアンス義務の遵守、インシデントの報告、トレーニングの提供、監査の実施、発見事項への対応による継続的な改善の推進が含まれます。

弊社の環境ポリシーを読む 弊社の環境ポリシーを読む

野生生物

バッキンガム宮殿宣言

弊社は、野生動物保護連盟特別輸送委員会(United for Wildlife Transport Taskforce)の一員として、野生生物違法取引の撲滅に向けた取組みを支援しています。弊社は、安全なシステムの開発に取り組み、リスクの高い輸送経路や輸送方法に関する情報や信頼できる重要情報を、税関や法執行機関と共有しています。このため弊社は、違法な野生生物または製品が含まれ得る貨物の運送を拒否する権利を留保しています。

IAGの「Illegal Wildlife Trafficking Policy(野生生物の違法な取引に関するポリシー)」を読む IAGの「Illegal Wildlife Trafficking Policy(野生生物の違法な取引に関するポリシー)」を読む

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BA Better World

航空業界を長期的に持続可能なものにするには、航空業界が及ぼす影響に対処するため、大規模な措置を緊急に講じることが不可欠です。弊社はそのために、BA Better Worldのプログラムと、環境、社会、ガバナンスに関するビジネスパフォーマンスの継続的な改善を推進するためのイノベーションに取り組んでいます。

BA Better Worldに関する詳細 BA Better Worldに関する詳細

従業員

弊社は従業員を大切にし、従業員による事業への貢献を評価しています。多様性のある包括的な職場づくりは、ウェルビーイングと帰属意識に役立ち、弊社のワールドクラスの従業員の活躍を可能にします。

弊社のアプローチ 弊社のアプローチ

責任ある事業

弊社は最高水準のコーポレートガバナンスの維持に向けて尽力し、責任あるパフォーマンスを推進して、カスタマーエクスペリエンスを持続可能かつインクルーシブなものにするよう努めています。事業を展開するコミュニティで雇用機会を創出すると同時に、独自のスキルを生かして危機による被害を受けた人々を支援しています。

弊社の取り組みを見る 弊社の取り組みを見る

* 弊社の運航便における炭素排出量ネットゼロ達成戦略は、弊社が2019年に設けた基準を基礎とするもので、機体、運用効率、新技術投資、持続可能な航空燃料(SAF)、炭素除去といった要素を複合的に組み合わせてネットゼロを達成するという戦略です。

** ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)の運航データに基づく

*** 英国のSAFマンデートに基づき、2025年には、化石ジェット燃料供給総量の2%をSAFにしなければなりません。この割合は毎年引き上げられ、2030年には10%、2040年には22%となります。  

ReFuelEU Aviationでは、EU加盟国の空港に供給する従来型航空燃料のSAF混合率を段階的に増やすよう航空燃料サプライヤーに対して求めています。この要件には、EU加盟国の空港に供給する燃料のSAF混合率を、2025年以降は2%に引き上げ、2050以降は70%に引き上げることが含まれています。