環境マネジメント
ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)は、環境に責任を持った業務遂行を心がけており、以下のコミットメントを守ります。
- 全ての環境規制および義務を遵守します。
- 汚染を避け、それができない場合は、可能な限りその影響を最小限にとどめます。
- 自然環境を保護
- 継続して弊社の環境管理システムと全体的環境パフォーマンスの改善を図ります。
弊社は主要な環境リスクと影響について、環境マネジメントシステムを通じ、以下の通りに企業としての目標を掲げます。
- 環境リスクの管理改善
- 乗客あたりの炭素排出削減
- フライトごと騒音を低減させる
- ゴミを抑え、処理場への廃棄物を削減し、再利用やリサイクルを増やします。
気候変動
気候変動は航空業界が直面している、最も緊急性の高いサステナビリティに関する課題であり、ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)は航空事業による排出に取り組むための解決策を断固として見つけるつもりです。気候変動への弊社のアプローチは以下に焦点を当てています。
- 新たな低炭素燃料の開発
- 炭素排出制限への取り組み
- お客様からの寄付に支えられた環境プロジェクト
- 適切な政府規則に対する積極的な支援
ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)の親会社であるIAGは、カーボンディスクロージャープロジェクト(CDP)を通じて、詳細な天候および二酸化炭素排出データを報告いたします。弊社はグローバル企業のトップ5%を構成するCDPの気候変動リスト"A"の中で唯一の商用航空グループです。当社は2017年には英国で、一番改善が見られた企業として表彰されました。
持続可能な航空燃料
弊社では、持続可能な低炭素燃料が炭素排出量を抑えるための大きな可能性を有していると考え、低炭素燃料の航空業界での使用の加速を目指しています。弊社は、再生可能燃料企業であるVelocysとパートナーシップを組み、一連のゴミ処理施設を設計し、家庭のゴミを飛行機の燃料に使用できる再生可能ジェット燃料に変換する予定です。最初の施設により、オムツ、プラスチックの食べ物の容器、チョコレートバーの包装など、燃やされるかゴミ廃棄場行きだった年間何十万トンものゴミがクリーンな、持続可能な燃料に生まれ変わります。
機体への投資
弊社の最新のエアバスA380およびボーイング787ドリームライナーは、1人当たりの炭素排出量を大幅に削減するように設計されています。A380は世界で最大の旅客機であり、前身のボーイング747-400に比べて1人当たりの排出量を16%削減。ボーイング787は、前身であるボーイング767に比べて20%も燃料効率が優れています。2017年から2022年の間に、ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)は72の新しい機体を導入予定です。これにはエアバスA350、ボーイング787-10、エアバスA320ネオが含まれ、環境に対してさらに恩恵をもたらします。
Carbon Offsetting and Reduction Scheme for International Aviation (CORSIA)
弊社は2002年に炭素排出取引に参加する初めての航空会社となり、世界中でこの方針に関する運動を継続的に行って参りました。各国政府や業界団体と協働することにより、弊社は最初のグローバルな炭素価格付け制度であるCORSIAの開発に貢献しました。CORSIAに基づき、航空会社は、自社のCO2排出量の増加を相殺するためにカーボンオフセットを購入することが求められます。これによって2020年以降に炭素の中立的な増加を集団的に達成します。カーボンオフセットは、主に発展途上国において、炭素削減プロジェクトを実施する際に生まれます。
弊社のをご覧ください
カスタマー・カーボン・ファンド
お客様は、英国および海外における共同体再生可能エネルギープロジェクトに資金を提供するカーボン・ファンドのご寄付をいただくことで、弊社が気候変動への影響を低減するサポートをしていただけます。ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)のお客様は今までに26以上のプロジェクトでご支援をくださいました。これは、250,000人の生活に影響を及ぼし、結果として1.5百万英ポンド以上の共同体への利益が実現されました。英国内の学校からケニアでの持続可能な農業プロジェクトにいたるまで、すべてのプロジェクトが現地の共同体へ不可欠な支援を提供し、炭素排出を削減させています。
資金は非営利のチャリティーであるPure Leapfrogによって管理されています。Pure Leapfrogはクリーンでグリーンなエネルギーを所有し、生産し、それによって恩恵を受ける機会を提供しています。例えば、太陽光を使った熱や照明の使用を推進したり、小型の風力タービンを学校に設置したり、LED照明のようなエネルギー効率の高い方法を促進しています。
騒音
弊社は、機体活動による地域共同体への騒音の影響を最小限に抑えるために尽力しており、2020年までに1フライトあたりの平均騒音を(弊社の2015年の性能に比べて)13%減らすという目標を設定しました。ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)は機体のの渦特性を定期的に監視し、規制機関や空港、地域共同体、その他の利害関係者が集まる騒音管理フォーラムに積極的に参加しています。
国際民間航空機関(ICAO)の「機体騒音管理へ向けたバランスの取れたアプローチ」に沿って、弊社では運営手続きにおいて騒音を軽減し、現代的でクリーンでより静かな機体の導入を進めています。
空気の質
地域の空気の質を向上させることは、飛行場エリアに住む方々にとって大きな関心事です。空気の質は、自動車、飛行機、工場、および工事現場から排出される複数の気体によって影響を受けますが、主な問題となるのが窒素酸化物(NOx)および微小粒子状物質(PM)と呼ばれる小さな粒子です。
弊社では以下の分野で、地域の空気の質の向上に重点的に取り組んでおります:
- 離陸と着陸の手続き:弊社では、機体からのNOxの排出を制限するため、エンジンの推進力を最小限にすることを目指しています。
- グランド・地上電力: - 空港で一定した電力と、事前に設定された空調を提供することで、機体の補助電源の使用を抑えています。
- よりクリーンな地上車両への投資:弊社では地上職員および運営のために使用される、550台以上の現代的かつ効率的な空港車両に投資をしてきした。2017年、弊社は、ライブ環境で複数の自動機体プッシュバック機器を使用する、欧州初の航空会社になりました。これらのMototok機器は、ディーゼルのタグの代わりとなり、機体の地上での運営によって生成される排出量を低減するのに役立つでしょう。