疾患をお持ちの方および妊娠中のお客様
健康に不安のあるお客様や妊娠中のお客様はご旅行を躊躇されるかもしれませんが、大抵の場合は特別な対処は不要です。ただし、ご旅行の際に注意が必要な場合があります。以下の情報は、必要な手続きの理解に役立ちます。
メディカルクリアランス - 飛行機に乗っても大丈夫?
健康状態によっては、フライトご搭乗までにメディカルクリアランスをご取得いただきます。例えば下記のような場合、同書類が必要です。
- 病気、入院、負傷、手術を最近経験された場合
- 持病があり、病状が不安定な場合
- 機内で酸素ボンベや医療器具の使用を必要とされる場合
- 医療上の理由または治療を目的として旅行される場合
メディカルクリアランスの申請方法
- ステップ1: メディカルクリアランスフォーム(PDF、110kb、英文のみ)をダウンロードし、パート1に記入する。
- ステップ2: かかりつけ医にパート2の記入を依頼する。
- ステップ3: ご記入済みの申請書(ステップ1およびステップ2)をpmcu.pmcu@ba.com宛てのメールで送信する。弊社のメディカルクリアランスチーム(PMCU; Passenger Medical Clearance Unit)が、フライト利用に関する適性評価の結果をお知らせします。申請書は、ご出発の7日前までにメディカルクリアランスチーム宛てにご送付ください。PMCUの連絡先情報は以下をご覧ください。
メディカルクリアランスチーム(PMCU; Passenger Medical Clearance Unit)
ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)では、専門の乗客メディカルクリアランスチームがフライト利用に関する適性評価を行い、お客様のご旅行の可否をお知らせします。
営業時間: 月曜日~金曜日08:00~16:00。週末および祝日には営業をお休みしています
電話番号: + 44 (0) 1895 694807
Fax:+ 44 (0) 20 8738 9644
Eメール: pmcu.pmcu@ba.com
提携航空会社およびフランチャイズ加盟航空会社が運航するフライトをご利用の場合、手続きが異なる場合がありますので、出発前に該当する運航航空会社まで直接お問い合わせください。
機内でご使用になる必要がある医療機器に電池が内蔵されている場合、制限事項が適用される場合があります。
妊娠中のご旅行
弊社では、ご妊娠中のほとんどの期間、妊婦の方を機内にてご歓迎します。フライト中の母子両方の健康とウェルビーイングを確保するため、弊社のガイドラインに従ってください。一部の国からのご出発では、ご旅行時に医療関係書類が必要な場合があります。
お客様とお子様の安全のため、以下の妊娠週以降はフライトをご利用になれません。
- 単胎妊娠の場合、妊娠36週以降
- 多胎妊娠の場合、妊娠32週以降
医師または助産師が記入および捺印した妊娠フォームまたは公式レターが必要です。妊娠中のご旅行には、このフォームまたは公式レターが必須です。
書類の日付は可能な限りご旅行日に近いものとします。ご旅行中に医療ケアが不要という条件の下で作成され、ご旅程の全期間(往路および復路)をカバーするものでなくてはいけません。
記入、署名、捺印済みの書類を、ご旅行当日に空港のチェックイン係員にご提示ください。
付き添いの必要なお客様
重篤な健康状態のお客様でも旅行が可能な場合がありますが、医療ケアのための付き添いが必要です。付き添いを予約する際は、このようなサービスを専門とする認定を受けた医療サポート会社のご利用をお勧めします。
薬や医薬品、医療機器をお持ちになる場合
- 液体の医薬品や注射器などの医療用品を含む、フライト中に必要な医薬品は、小型の手荷物に入れてお持ちください。 可能であれば、保安検査や税関をスムーズに通過できるよう、医薬品を元のパッケージのまま保管し、その薬がお客様に処方されていることを証明する処方箋または医師によるレターをご携帯ください。
- 弊社スタッフは、お客様の医薬品を冷却保存することはできません。対処法については薬剤師にご相談ください。
- アメリカ合衆国以外のご旅行では、透析液やストーマパウチなどの必須の医療用品が収納されている場合、空港にて追加で最大2個の標準手荷物をお預けいただけます。 これは、お客様の預け入れ荷物が許容量を超えており、お客様自身がその医療用品を使用される場合に適用されます。 各手荷物の重量は23kgを上限とし、無料でお預けいただけます。 これらの手荷物に関しては、空港での承認が必要です。
- アメリカ合衆国行きのご旅行が含まれる場合、空港で内容物の承認を受けた場合に限り、標準手荷物を無料でお預けいただけます。個数は無制限で、各手荷物の重量は23kgを上限とします。
- 流動食を含む手荷物については、アメリカ合衆国以外のご旅行では、空港で内容物の承認を受けることを条件とし、空港にて重量23kgの標準手荷物を4個までお預けいただけます。
- アメリカ合衆国行きのご旅行が含まれる場合、流動食のみを収納した標準手荷物を、個数は無制限で無料でお預けいただけます。 各手荷物の重量は23kgを上限とし、空港での承認が必要です。
- これらの追加手荷物には、医療用品のみを収納してください。 その他の身の回り品を含めると許可が受けられず、お持ちいただくのに追加料金の支払いが必要となります。
- かかりつけ医が署名と日付の記入を行った、正式な医療レターを必ずご提出ください。この医療レターには、以下の点の記載が必要です。
- お客様のご氏名およびフライト情報(予約照会情報を含む)。
- 携行する医療用品や医薬品のリストとその目的。
- 携行品のおおよその重量および個数。
- かかりつけ医の氏名および連絡先電話番号またはメールアドレス。
このようなレターをお持ちでない場合は、手荷物許容量を超える手荷物に対して超過手荷物料金のお支払いが必要です。また、医療用品入りの手荷物の中身を確認するために、目視検査を行うこともあります。 さらに、他国の税関や入国管理局、各国のセキュリティ要件の要請により、レターが必要な場合もあります。
ほとんどの場合、滑走中、離着陸時、進入時を除き、許可を受けた医療機器を機内にてご使用いただけます。 機内の電源のご使用は保証できないため、医療機器はすべてバッテリーで動作できるものでなくてはいけません。
喘息用インヘラーは機内持ち込み手荷物または預け入れ荷物としてお持ちいただけます。
睡眠時無呼吸症候群のためCPAP装置を機内に持ち込みまたは使用される場合、メディカルクリアランスは必要ありません。ただし、医療専門家による、ご旅行にその装置が必要な理由を記した手紙をお持ちになることをお勧めいたします。
装置は、機内持ち込み手荷物の追加分として機内に無料でお持ち込みいただけます。
CPAP(持続陽圧呼吸療法) を機内で使用する必要がない場合で、貨物室に預け入れを希望される場合、無料の手荷物許容量の追加分として手数料なしにお預けになれます。
CPAP(持続陽圧呼吸療法) を機内で使用する必要がある場合、シート電源が設置されている場合には電源に差し込むためのDCアダプタが必要です。シート電源が利用できない場合に備えて、必ず装置用の乾電池をお持ちになることをお勧めします。
各座席のシート電源の最大出力は75ワットです。装置がそれ以上の高い出力を必要とする場合、そのために乾電池をお持ちいただく必要があります。
義肢に必要な非可燃性、非毒性ガスシリンダーは機内持ち込み手荷物か預け入れ荷物に含めることができます。必要に応じて、旅の期間に必要となる同等のサイズのスペアシリンダーもお持ちいただけます。
エピペンおよび皮下注射針は機内持ち込み手荷物(医師の診断書/処方箋が必要)または預け入れ荷物としてお持ちいただけます。
液体医薬品は機内持ち込み手荷物または預け入れ荷物としてお持ちいただけます。
旅の途中に必要になる可能性がある場合は、機内持ち込み手荷物に入れておいてください。液体の医薬品は、通常の液体類の持ち込み制限を超える場合でも、処方箋の写しや医師の診断書の提示があれば機内で必要な分量を持ち込むことができます。 医薬品を透明プラスチック袋に入れる必要はありませんが、空港のセキュリティ検査場で検査員に提示できるようにしてください。
航空機が滑走中、離陸時、着陸準備中および着陸時を除き、機内でバッテリー駆動型のネブライザーを使用することができます。
機内にて主電源を供給することはできません。
弊社の機内にて必要な酸素供給量がご提供できない場合に限り、医療上の理由で必要な個人用酸素ボンベをお持ちいただけます。個人用酸素ボンベを機内に持ち込むには、ご搭乗前にメディカルクリアランスの取得が必要です。
目的地でご使用になるために酸素ボンベをお持ちになる場合、弊社にご連絡の上、許可を取得してください。
許可を得たら、5kgまでの酸素およびエアーシリンダを機内持ち込み手荷物か預け入れ荷物としてお持ちいただけます。
液体酸素システムは輸送を禁じられています。
ポータブルの透析機は通常、お手荷物として機内にお持ち込みいただけます。ただし、機内持ち込み手荷物の許容量を超える場合には、お預け入れ荷物にお入れいただく必要があります。費用はかかりません。
携帯型医療機器内のリチウムイオン/金属電池に関する情報と、ご旅行前の許可の取得方法をご覧ください。
連邦航空局(FAA)認定の携帯型酸素濃縮器(POC)は、手荷物許容量の一部として機内にお持ち込みいただけます。
フライト中の使用が必要と思われる場合、ご搭乗前にメディカルクリアランスの取得が必要です。
全所要時間(フライト所要時間および乗り換えにかかる時間も含む)の最低150%の駆動時間をカバーする、予備バッテリーを携行してください。
お使いの機器にリチウム電池が使われている場合、それに含まれている各電池のワット時率を弊社にお知らせいただくことが重要です。ワット時率の代わりにワット数およびアンペア時をお知らせいただく場合もございます。許可されている最大の電池サイズは各160ワット時です。また、最大2つの予備の電池を機内持ち込み手荷物としてお持ちいただけます。
ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)でご予約を行ったフライトが、他の航空会社により運航される場合には、各航空会社の携帯用酸素ボンベに関する機内持ち込み条件をご確認ください。
ラジオアイソトープ心臓ペースメーカーまたは他の機器(リチウム電池により作動する機器など)が体内に移植されているか、体外に装着されている場合は、お持ち込み可能です。また、治療の結果として体内にある放射性医薬品もお持ち込みできます。ただし、これらの機器を取り外した状態で、機内持ち込み手荷物や預け入れ荷物に入れて持っていくことはできません。
錠剤やカプセルは機内持ち込み手荷物(医師の診断書/処方箋が必要)または預け入れ荷物としてお持ちいただけます。
ご旅行に関する健康情報
機内食
食物アレルギーをお持ちの場合は、フライトにて、魚介類、乳製品、卵、グルテンなどの潜在的なアレルゲンを避ける必要がある方に適した特別機内食をご用意しています。
特別機内食のご注文
特別機内食は、どのフライトでもご注文いただけます。ただし、例外として短距離路線のエコノミーキャビンであるユーロ・トラベラー(Euro Traveller)ではご利用いただけません。これらのフライトでは、無料の機内食はご提供しておりません。
ユーロ・トラベラー(Euro Traveller)キャビンのご利用前に、High Life caféでさまざまな軽食やお飲み物をオンラインでご購入いただくと、フライト中にお食事やお飲み物を座席までお届けします。アレルゲン情報はHigh Lifeのウェブサイトでご覧ください。また、ご搭乗後にも、種類は限られますがお食事をご購入いただけます。
機内にて
弊社は世界各地の食料を使用しています。
英国で潜在的なアレルゲンと見なされる成分は、他国とは異なる場合があります。そのため、英国行きのフライトでは、英国の法律で定められているアレルゲンが食品のパッケージにすべて記載されているわけではない点にご注意ください。
弊社フライトをご利用の際は、ご搭乗時にキャビンクルーに食物アレルギーについてお知らせください。カスタマーサービスなどの弊社のチームが、お客様のアレルゲン情報をご旅行前にキャビンクルーに知らせることはできません。
食物アレルギーへの対応
- ご自身で食べ物を機内へお持ち込みいただけます。
- ご要望があれば、ご搭乗後にキャビンクルーが機内食に含まれるアレルゲン情報をご提供いたします。機内食のパッケージにもアレルゲン情報が記載されている場合があります。
- お座席の清掃と点検のため、ゲートにて係員にエピネフリン/アドレナリン自己注射薬についての診断書をお見せいただいた場合には、他のお客様に先駆けて優先的に機内にご案内いたします。拭き取り用具は、適切なものをご自身でお持ちください。
次の項目をご確認ください。
- 弊社はアレルゲンフリーの機内環境を保証いたしかねます。また、他のお客様による飲食物の機内持ち込みを妨げることができません。木の実を含むお食事が機内中で提供される場合があります。また、機材の種別によっては、木の実を主材料としたスナックが他のクラスキャビン内で提供される場合もあります。弊社は国際航空運送協会(IATA)の推奨に従い、アレルギーをお持ちのお客様に可能な限り快適なフライトをご提供できるように努力しております。
- 現在、ごま、ナッツ、ルピナス、大豆、亜硫酸塩、マスタード、セロリを不使用の特別機内食はご提供しておりません。
- 航空会社が提供するもの以外の食品をお持ち込みになるお客様へ - 弊社では、お客様がお持ち込みになる食品の加熱や冷蔵保存はいたしかねます。食品をお持ちになる場合には、腐りにくく保存の利く食品をお勧めいたします。持ち込み可能な食品は国により異なるため、乗り継ぎ地または目的地の国の検疫法ついて事前にご確認ください。
ピーナッツ、木の実、ごまのアレルギーをお持ちの方へのご案内
弊社の機内食では、ピーナッツおよびピーナッツ由来の製品を使用していません。ただし、ピーナッツを取り扱う施設で機内食が調理される場合があります。ピーナッツを完全に取り除いた特別機内食のご提供はいたしかねますのでご了承ください。
木の実やごまのアレルギーをお持ちのお客様への特別機内食のご提供は行っておりません。
弊社のフライトでご旅行中にアレルゲンのない環境を保証することはできません。
ご要望をいただけば、キャビンクルーがお客様のアレルギーについて機内アナウンスを行い、他のお客様に注意を促すことが可能です。また、お客様がご搭乗される機内では、ナッツ類を軽食にお出ししないようにいたします。
重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)
機内で重篤なアレルギー症状が生じることは稀です。ただし、重篤なアレルギーをお持ちの場合はご予約前に、潜在的なリスクおよび体調の悪化を最小限に食い止める方法についてかかりつけの医師にお尋ねください。
次のような準備を考慮してください:
- エピネフリン/アドレナリンの自己注射器は、機内持ち込み手荷物としてご携帯ください。また、空港のセキュリティスタッフにご提示いただくため、注射器と共にかかりつけ医からのレターまたは処方箋の写しをお持ちください。
- エピペンやアナペン、トゥインジェクト、ジェクストといったエピネフリン/アドレナリン自己注射を処方されている場合、機内持ち込み手荷物としてご携帯ください。緊急時の治療プランおよび主治医による署名入りのレターを携行してください。これによって、空港のセキュリティ検査時にかかる時間を最小限に抑えることができます。
- 薬剤の容器には誰にでも内容がわかるようにはっきりと明記してください。
- ゲートにて係員にエピネフリン/アドレナリン自己注射薬についての診断書をお見せいただいた場合には、他のお客様に先駆けて優先的に機内にご案内いたします。これにより、アレルゲンの痕跡との不慮の接触を避けるために座席周辺をお拭きいただくことが可能です。適切な拭き取り用具は、お客様ご自身でお持ちいただく必要があります。
- ご搭乗時には、キャビンクルーに食物アレルギーについて必ずお知らせください。
- キャビンクルーおよび隣にお座りのご乗客にご自身のアレルギーについて説明し、医薬品の場所と緊急時の対処法についてお知らせください。お客様に代わって、キャビンクルーが周囲のご乗客の皆様にお客様のアレルギーについてご説明することも可能です。
- フライト中常に、医薬品をすぐに手の届くところにお置きください。(例:シートポケット内に入れる、または身につける)
- キャビンクルーはアナフィラキシーの症状を迅速に判別し、治療を施す訓練を受けています。ただし、ご家族やご友人、保護者と一緒にご旅行される場合は、その方が最初に対処することが期待されています。
- 緊急時医療用警告ブレスレット(メディックアラートなど)を身に着ける。
世界保健機関(WHO)または現地の保健当局は、マラリアやデング熱などの危険な感染症や伝染病の発生および蔓延を防止する対策として、感染症を媒介する害虫を駆除するために一部の国において到着時に機内客室への殺虫剤の散布を義務付けています。
散布が義務付けられている運航路線では、キャビンクルーがスプレー散布の開始前にお知らせします。お知らせ後、必要であれば目や鼻を覆い隠してください。散布されたスプレーは数分で機内から排気されます。
殺虫剤の成分
殺虫剤スプレーには、広く使用されている合成プレスロイドが含まれています。 世界保健機関(WHO)は殺虫剤の安全性について評価し、以下にある合成プレスロイドの使用を推奨しています:
- 国内害虫に対する致死効果を有するフェノトリン。蚊、イエバエ、ゴキブリに対して用いられます。
- ペルメトリン - 幅広い種類の害虫に広く効果を示す。
オーストラリアへのフライトでは、機体は出発前にシンガポールでペルメトリン・スプレーにより噴霧が実施されています。
害虫駆除が義務付けられているブリティッシュ・エアウェイズのフライト
これらの国から英国に到着するブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)フライトは、消毒が必要です
- アルジェリア: アルジェ
- アルゼンチン: ブエノスアイレス
- ブラジル: リオデジャネイロ、サンパウロ
- 中国: 北京、香港、上海
- コスタリカ: サンホセ
- ドミニカ共和国: プンタカナ
- エジプト: カイロ
- ガーナ: アクラ
- インド: バンガロール、チェンナイ、デリー、ハイデラバード、ムンバイ
- ケニア: ナイロビ
- 大韓民国: ソウル
- マレーシア: クアラルンプール
- メキシコ: カンクン、メキシコシティ
- ナイジェリア: アブジャ、ラゴス
- オマーン: マスカット
- パキスタン: イスラマバード
- ペルー: リマ
- ポルトガル: フンシャル*
- サウジアラビア: リヤド、ジェッダ
- 南アフリカ: ケープタウン、ダーバン、ヨハネスブルグ
- タイ: バンコク
* デング熱の可能性に関するマデイラ保健機関(2015)からの要請
英国からこれらの国に到着するブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)フライトは、消毒が必要です
- アルゼンチン: ブエノスアイレス
- バルバドス: ブリッジタウン
- インド: バンガロール、チェンナイ、デリー、ハイデラバード、ムンバイ
- イタリア*:ブリンディジ、ボローニャ、ローマ、フィレンツェ、ミラノ(リナーテ、マルペンサ)、ナポリ、オルビア、ペルージャ、パレルモ、ピサ、ヴェネツィア
- ジャマイカ: キングストン、モンテゴベイ
- ケニア: ナイロビ
- マレーシア: クアラルンプール
- セーシェル: マエー
* デング熱のリスクに関するイタリアの保健当局からの要請(2024)– イタリア行きのすべてのフライトでスプレーが必要
英国外のBAシャトル路線のうち、害虫駆除を要するもの
- アンティグア発トバゴ到着便
- ダンマーム発バーレーン到着便
- グレナダ発セントルシア到着便
- ポートオブスペイン発セントルシア到着便
- シンガポール発シドニー到着便
- セントルシア発グレナダ到着便
- セントルシア発ポートオブスペイン到着便
糖尿病のご病状が安定している場合、フライトのご利用に制限はありません。ただし、ご旅行中は健康状態にご注意ください。
- また、ご旅行中にタイムゾーンを移動する場合は、インスリン注射のスケジュール管理にご注意ください。
- インスリンは機内持ち込み手荷物の中にお入れください。貨物室では凍結するおそれがあります。
- インスリンは機内で必要な時に識別しやすいよう元のパッケージのままお持ちください。
- セキュリティ検査や税関手続きでの遅延を防ぐため、処方箋や主治医の証明書などを携帯してください。
以下の情報を、フライト中の機内食やお薬のご計画にお役立てください。
- 長距離フライト: 通常、離陸から2時間以内に無料の機内食を、その後、着陸前の2時間の間にご軽食をお持ちします。2回の機内食サービスの間には、スナックもご用意しています。
- 短距離フライト: 無料のスナックとミネラルウォーターが提供されます。また、ご搭乗前にHigh Life Cafeでお食事をご注文いただくと、機内のお座席までお届けします。ご注文は、英国発のフライトの12時間前まで、および英国行きのフライトの24時間前まで可能です。
合併症のない新生児
通常の妊娠期間: 合併症がない状態で通常の妊娠期間(40週)にお生まれになった新生児は、生後48時間を経過した時点で、ブリティッシュ・エアウェイズ(british Airways)のフライトをご利用いただけるようになります。ただし、生後1週間になるまで待つことをお勧めします。これらのお子様に関しては事前のメディカルクリアランスは不要です。
未熟児: 合併症がない状態で妊娠期間37週以上を経てお生まれになった新生児は、通常の妊娠期間(40週)プラス1週間が経過した時点で、ブリティッシュ・エアウェイズ(british Airways)のフライトをご利用いただけるようになります。これに該当するお子様については、事前のメディカルクリアランスは不要です。
未熟児および早期産児
妊娠期間37週を経ずに生まれた合併症のない、通常の出産日(40週)と1週間を経た新生児は輸送できますが、12か月に満たないお子様に関してはメディカルクリアランスが必要です。
妊娠期間37週を経ずに生まれた呼吸器系合併症(新生児慢性肺疾患や気管支肺異形成症など)のあるお子様は、通常の出産日(40週)と6ヶ月を経ないと輸送できません。通常の出産日と6ヶ月から最初の誕生日までは、メディカルクリアランスが必要です。
いずれのケースでもご予約前に、PMCUへご連絡ください。
健康に不安のあるお子様
心臓疾患、または他の医療サポート(酸素供給、医薬品、フライト中の治療など)の必要な健康に不安のあるお子様は、ご予約前に、PMCUにご相談ください。
- 胸部、腹部、頭蓋の大手術: 10日後からご旅行いただけます。ご旅行の4週間以内に手術を受けた場合は、PMCUまでご連絡ください。
- 扁桃摘出術: 10日後からご旅行いただけます。
- 虫垂切除術または腹部の鍵穴手術: 5日後からご旅行いただけます。主治医が発行する、フライトに適した健康状態を証明する書類が必要です。
- 血管形成術: 手術が成功した場合、通常は3日後からご旅行いただけます。PMCUまでご連絡ください。
- 心臓手術: 体調が良好な場合は10日後からご旅行いただけますが、可能であれば4週間後まで待つことをお勧めします。ご旅行の4週間以内に手術を受けた場合はPMCUまでご連絡ください。
- 心臓発作: 10日間はご旅行いただけません。その後は必要な場合に限りご旅行ください。4週間後まで待つことをお勧めします。ご旅行の4週間以内に入院されていた場合はPMCUまでご連絡ください。
- 狭心症: 発作が定期的に起こらない場合は、いつでもフライトのご利用が可能です。ただし、機内持ち込み手荷物に医薬品を入れて常時ご携帯ください。ご旅行の4週間以内に入院されていた場合はPMCUまでご連絡ください。
- 安定性喘息: いつでもフライトのご利用が可能です。ただし、機内持ち込み手荷物に吸入器を入れて常時ご携帯ください。
- 慢性気管支炎、肺気腫、その他の慢性閉塞性肺疾患: 酸素補給なしで息切れせずに50m歩くことができる場合、フライトをご利用いただけるはずです。この距離の歩行が困難なお客様は、機内にて補助酸素が必要な可能性があります。補助酸素をご利用の際は、事前のご予約が必要です。ご自分の携帯用酸素濃縮器(POC)を携帯される場合も、PMCUまでご連絡ください。
- 気胸(肺の収縮): 7日間(外傷性気胸の場合は14日間)以上、症状が完全に解消されない限り、フライトをご利用いただけません。フライトご利用予定日の1か月以内にこの症状が現れた場合には、PMCUまでご連絡ください。
- 脳卒中: 体調が良好で、症状が安定または改善している場合、5〜14日後にフライトをご利用いただけます。フライトご利用予定日の14日間以内に脳卒中を発症した場合には、PMCUまでご連絡ください。
- てんかん: 大きな発作後の24時間はご旅行をお控えください。
- 耳や副鼻腔の感染症: 飛行機に乗る際には耳抜きをして、中耳腔や副鼻腔の中の気圧を安定させる必要があります。耳や副鼻腔が詰まっていると感じたら、フライトをご利用にならないでください。激しい痛みが生じたり鼓膜に穴が開いたりして、長期にわたる損傷を引き起こす可能性があります。
- 中耳手術: 10日後からご旅行いただけます。
- 白内障手術と角膜レーザー手術: 1日後からご旅行いただけます。
- その他の眼科手術: 6日以上(目にガスを注入した場合は、ガスが再吸収されまでの2〜6週間)。目にガスを注入した場合(例: 網膜剥離の治療のため)には、PMCUまでご連絡ください。医師による報告が必要な場合があります。
- 貧血: ヘモグロビンが8.5g/dl未満の場合は、PMCUまでご連絡ください。
- 深部静脈血栓症(DVT)などの循環器疾患: 深部静脈血栓症(DVT)などの循環器疾患の発症後で日の浅い場合でも、退院して、完治された場合はフライトをご利用いただけます。PMCUまでご連絡ください。
- 感染症: 感染症に罹患し、他の方に感染させる可能性がある場合、国際保健規則に基づき、弊社フライトをご利用いただくことができません。感染性期間については、主治医またはPMCUまでお問い合わせください。
- 鎌状赤血球症: 10日後からご旅行いただけます。PMCUまでご連絡ください。
ご旅行前に、目的地に行かれる際に予防接種が必要かどうかをご確認ください。ご渡航国および医療情報に関する詳細情報はIATA旅行センターにてご確認いただけます。
MASTA(Medical Advisory Services for Travellers Abroad)は、弊社が最もお勧めする、英国のトラベルヘルスサービスパートナーです。MASTAは英国最大のトラベルクリニックのネットワークを展開しています。包括的な予防接種サービスや幅広い抗マラリア薬を含む、専門的な旅行医療に関するアドバイスや治療を提供しています。
BA Travel Clinicsと予防摂取記録
2006年8月の閉院前にブリティッシュ・エアウェイズ・トラベルクリニックにて予防接種を受けたお客様で、予防接種の確認書や黄熱予防接種証明書が必要な場合には、書面にて必要な情報を添えて、ブリティッシュ・エアウェイズ・ヘルスサービスの下記住所にご連絡ください。予防接種記録は2002年以降のものに限り追跡が可能ですので、ご注意ください。
予防接種を証明するレターの記述について:
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 連絡先電話番号
- 住所を記載し切手を貼った返信用封筒を同封してください
黄熱予防接種証明書の複写:
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 連絡先電話番号
- 黄熱病の予防接種を受けた年と月
- 住所を記載し切手を貼った返信用封筒を同封してください
このサービスには£10の管理費がかかります。ブリティッシュ・エアウェイズ・ヘルスサービス宛ての小切手にてお支払いください。
レターの送付先は以下の通りです。
British Airways Health Services - Travel Clinic records
British Airways Plc
Waterside (HMAG)
PO Box 365
Harmondsworth
UB7 0GB
旅行者血栓症または深部静脈血栓症(DVT)は、下肢などの静脈に血栓(血のかたまり)ができる疾患疾患です。 航空機、自動車、バス、電車などで移動中、4時間以上座ったままでいると血栓ができる危険性が高くなることが知られています。
DVTの危険要因には以下が含まれます:
- ご年齢が40歳以上の場合
- 以前にDVTあるいは肺血栓塞栓症を発症したことがある、または近親者にその病歴がある場合
- エストロゲン補充療法やホルモン補充療法(HRT)を受けている、または経口避妊薬(ピル)を服用している場合
- 妊娠中である場合
- 最近、腹部、骨盤部、脚部などに手術や外傷を受けた場合
- 癌を患っている場合
- 一部の遺伝性の血栓障害やその他の血液疾患をお持ちの場合
上記の要因が該当する可能性があると思われる場合、ご出発前に主治医にご相談ください。主治医が、弾性圧迫ストッキングの着用や抗凝固剤の投薬による深部静脈血栓症予防を勧める場合があります。
DVTの予防対策:
- 適度に水分を補給する
- アルコールやカフェインを含む飲み物を避ける
- 喫煙を避ける
- 着席中は脚を組まない
- 機内を定期的に歩き回る
- 座席から立ち上がったり、腕や脚のストレッチをする
- フライト中に定期的に脚全体を動かす
- ご旅行時には身体を締め付けない快適な衣服を着る
最近、深部静脈血栓症を発症された方でも、すでに退院され、完治されている場合にはフライトをご利用いただけるはずです。
メディカルクリアランスが必要か否かについてはPMCUまでお問い合わせください。
骨折のためギブスをご装着の場合、以下の期間中はフライトをご利用いただけません:
- フライト所要時間が2時間以内の場合は、骨折から24時間
- フライト所要時間が2時間以内の場合は、骨折から48時間
シューブーツでのご旅行に制限はございません。
脚全体にギブスを装着している場合は、足元に余裕のある弊社のファースト(First)およびClub World(長距離ビジネスクラス)キャビンでご旅行いただけます。その他のキャビンに搭乗される際には、ギブス装着中の脚を高くして座れるよう、肘掛けが動かせる座席を1席(または複数)追加でご購入いただく必要があります。通常、お子様なら追加座席が1席、大人なら2席必要です。
状況によってはこれらの制限が適用されない場合もありますので、個々のケースについてはPMCUまでご連絡ください。
ギプスが分割式で、分割されている状態であれば、怪我をされた後いつでもご旅行いただけます。
以下の病気は伝染する可能性があります。ご旅行いただける時期に関するガイドをまとめました。
- 水痘: 最後の水疱が出てかさぶたになってから6日間が経ち、乗客の体調が良好で、発熱がない場合。人を感染させる可能性がなくなったことを証明する医師の手紙が必要です。
- コレラ: 症状が落ち着いており、体調が良好で旅行に差し支えず、渡航国の公衆衛生当局が渡航を許可した場合。
- A型肝炎: 体調が良好で旅行に差し支えない場合。
- 麻疹(はしか): 最初に発疹が現れてから5日間が経過した場合。人を感染させる可能性がなくなったことを証明する医師の手紙が必要です。
- 流行性耳下腺炎(おたふく風邪): 腫れが始まってから8日間が経過した場合。体調が良好で、発熱がない場合に限ります。
- 帯状疱疹: 患部が包帯で覆われている場合。体調が良好で、発熱がなく、痛みが十分管理されている場合に限ります。
- 結核: 人を感染させる可能性がないことを表す医学的な証明がある場合。
- インフルエンザ: 症状が治まっている場合。
短距離フライト(長距離フライトとの乗り継ぎ便を含む)
短距離フライトで医療用酸素を必要とされるお客様は、ご旅程に含まれる短距離フライト全区間分の酸素をご用意ください。機内にお持ちいただける医療用酸素については、以下をご覧ください。また、医療用酸素の持ち込みには、メディカルクリアランスの取得が必要です。申請書は、ご出発の7日前までにメディカルクリアランスチーム宛てにご送付ください。
メディカルクリアランスフォームにご記入ください(PDF、110KB、英文のみ)。
お持ちいただける医療用酸素:
携帯用酸素濃縮器
- お客様は、FAAの承認を受けた携帯用酸素濃縮器をお持ち込みいただけます(詳細については、FAAのウェブサイトをご覧ください)。
- 予期せぬ遅延に備え、フライト所要時間の150%にあたる時間の使用に十分なバッテリーをお持ちいただく必要があります。
- 携帯型酸素濃縮器をお持ちになるには、メディカルクリアランスの事前取得が必要です。申請書は、ご出発の7日前までにメディカルクリアランスチーム宛てにご送付ください。
- ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)でご予約を行ったフライトが、他の航空会社により運航される場合には、各航空会社の携帯用酸素ボンベに関する機内持ち込み条件をご確認ください。
携帯用酸素濃縮器への電力供給に使用されるダブルバッテリーには、IATAの危険物規制を満たしていないものもあるため、安全上の制限を設けています。弊社ではワット時定格量が100ワット未満の電池を許可します。たとえば、92.2wh+92.2whの2本の電池を含むバッテリーパックの場合、これらの電池が電子的に分離されていることについてメーカーによる証明が必要です。現在、機内で許可しているダブルバッテリーは、Inogen BA408、BA500、BA516、Sequal Eclipseのみです。弊社がお使いの電池の種類を確認できるよう、必ず電池の底面の写真を撮り、メディカルクリアランスフォーム(PDF、110KB、英文のみ)と併せて医療チームにご提出ください。
酸素シリンダー
- 酸素ボンベは、酸素の充填および輸送を目的に製造された場合に限り、機内にお持ち込みいただけます。お持ち込みいただける酸素ボンベは、British Oxygen Company(BOC)の製品に限ります。
- 中身を含む各ボンベの重さは5kgを超えてはなりません。
- 各フライトで1名のお客様のみが機内へご自身の酸素シリンダーをお持ち込みいただけます。
- ボンベ、バルブ、調節器(装着されている場合)は、損傷およびそれによる内容物の放出を防ぐために、きちんと保護されている必要があります。
- 液体酸素、酸素発生器、酸素入りの缶の機内への持ち込みは禁止されています。
- 酸素ボンベをお持ちになるには、メディカルクリアランスの事前取得が必要です。申請書は、ご出発の7日前までにメディカルクリアランスチーム宛てにご送付ください。
個人用酸素リクエストフォーム(PDF、35KB、英文のみ)とメディカルクリアランスフォーム(PDF、110KB、英文のみ)に記入してください。
長距離フライト
弊社の機内に設置された医療用酸素は1名様用ですので、酸素の必要なお客様は前もってご予約ください。フライトをご予約になる前に、パッセンジャー・メディカル・クリアランス・ユニットに使用可能かどうかをお問合せください。空港内では酸素を供給することはできませんので、予めご了承ください。
エアバス A380およびボーイング787の機内では、弊社がAvia Technique Pulseのドースシリンダーをご提供いたします。酸素のご提供はご要望を受けた場合にのみ行います、また、お客様のかかりつけ医による使用許可が必要です。
機内の医療用酸素は無料でご利用いただけます。
治療用酸素を必要とされるお客様は、フライトをご利用になる前にメディカルクリアランスが必要です。ページ上部の詳細をご覧ください。メディカルクリアランスチームによるお客様のご依頼の処理には、最長48時間かかります。申請書は、ご出発の7日前までにチーム宛てにお送りください。
針、穿刺針、注射器、使用済みインスリンカートリッジの処理が機内で必要な場合は、キャビンクルーまでシャープスボックス(医療用廃棄物安全処理ボックス)をご用命ください。危険物ですのでトイレや座席ポケットに放置しないでください。