ブリティッシュ・エアウェイズ(以下、BA)は7月11日、航空機での代替燃料の利用可能性を科学的に検証するプログラムを、英ロールス・ロイス社(本社:ロンドン)と共同で実施することを発表しました。これは現在使用されている燃料“ケロシン”の代わりとなる燃料を探し当てることが目的で、航空機による二酸化炭素排出を大いに削減できる可能性を秘めています。
検証プログラムは、BAが保有するB747機材に装備されているロールス・ロイス社製RB211型エンジンを使い、イギリスのダービーにあるロールス・ロイス社施設の屋内試験場で行われます。実際の飛行でなく管理された環境でテストすることで外部要因による影響を排除し、多種の実験器具を使ってより正確なデータを入手することが可能になります。
まず、BAとロールス・ロイスは共同入札を実施して、このプログラムに参加する代替燃料サプライヤーの参加を募ります。食料、水、土地などの環境にインパクトを与えない燃料であることなどの条件をクリアした候補の中から、最大4社までを入札段階で選出します。続いて、選ばれた代替燃料を、実験室でテストした後、ロールス・ロイス社の屋内試験場で集中的に実験をします。代替燃料で航空エンジンを稼動させ、ケロシン使用時とのパフォーマンスを比較するほか、アイドリング、加速、離陸、巡航といった様々な出力設定でエンジンの作動状態など、詳細にわたる様々な実験をします。
この検証プログラムは、2009年3月に終了予定です。プログラム終了後、結果を分析し報告が出されます。分析結果は、業界全体、顧客、地球環境への貢献を目的として一般公開されることになっています。
2008年7月14日